
今回は前回の続きで、八幡平へ行く途中にある茶臼岳への登山口から登り、頂上近くの避難小屋である茶臼山荘に泊まってきました。
茶臼山荘は10年ほど前の残雪期に1度来ただけで、夏場は初めてなので、どんなもんか期待して行ったのですが、小屋も貸し切り、岩手山の眺めも完璧と楽しめました。
◎ダイジェスト動画(30秒)
茶臼山荘にした理由
1 岩手山がよく見えそうだった
2 初めての茶臼山荘に泊まりたかった
3 登山口から楽に登れた
登山口から茶臼山荘へ

山荘までは40分と割と楽に行けるはずでしたが、登ってみるとけっこう傾斜がきつく、結局1時間ほどもかかりました・・
途中では何人かの下山客に会いましたが、その中には東京から来たと言う人がいて、聞くと車を使わないで来ているということで、僕から見ると大変だなあという思いでしたが、慣れていれば問題ないのかも知れません。
登る途中の景観としては、岩手山がきれいに見渡せ、その裾野に広がる平野も遠くまで広がっており、景色を眺めながら楽しく登ることができました。
初めての茶臼山荘泊は

正面に大きなテラスがあり、そこからの岩手山の眺めは圧倒的に素晴らしく、よくぞここに小屋を建ててくれたなと感心する次第でした。
小屋の中は聞いていた通り小ぎれいで、快適に過ごせそうでしたが、欲を言えば薪ストーブが欲しかったわけですが、これは贅沢というべきですね(笑)
茶臼岳から岩手山を望む

頂上に行くのは、いつもは翌朝サンライズを見る時と決めているのですが、今回はたった5分で行けるので行きました。
しかし、たった5分でもそれは藪の中を行くことになり、いかにもクマがいそうなところで、ビビりながらいきました・・
着いて見ると、見た目は尖っているはずの山頂が10畳ほど平らになっており、どうしてここが平らになってるだと不思議に思って見てみると、なんと崖側には石が組まれていて、つまりこんな山頂に石組を作っていたので平らになってるのでした。
こんな山頂にまで石を運び、そしてそれを組むという大変な作業をよくぞやったものですが、おかげで素晴らしい景色を堪能できるのでした。
そこからの眺めでは、湿原や沼があちこちにあるということがわかり、これからはそれらを巡るコースも回ってみたいと思いました。
そして最後に岩の上にセミが1匹張り付ているのが見え、夏の終わりの最後のセミなのかと。
クッキングタイムは

それをヱビスで流し込みますが、やはり駆けつけ一杯はまいう~なり。
お次は丸干しイワシで、これもただ焼くだけでしたが、いつものシシャモと違って苦みがあるようで、あまり食欲は湧かなかったのですが、なんとかヱビスで流し込みました・・
ふと気づいてテラスに出てみると、眼下には市街地のネオンが煌めいており、このまま明日のサンライズまで続いてくれればいいなと願うのでした。
最後に口直しということで、野菜だけのビーフシチューをやりましたが、こちらはルーを入れるだけのお決まりの味ということで、無理に流し込むこともなくいけました(笑)
サンライズは?

こんなガスガスの天気では誰も登ってくるはずはないと思っていたところ、7時頃に5人ほどのグループが小屋に来ました。
聞くと地元(盛岡)の方たちということで、八幡平を廻るということでした。
僕のように天気がよくないなら止めることができるソロと違って、グループの場合はほぼ一ヶ月前から予定を組んでいるので、よほどの悪天候でなければ予定通り登るということなのでしょう。
それから8時頃にのんびりと下山しましたが、ガスであっても登山口までは20分足らずであり、着いてみるとやはりガスはなく、山の定石通り頂上近くだけが雲に覆われているということなのでした。

◎森吉山のニッコウキスゲのお花畑を楽しんだのはこちら