山登り

【谷川岳 夜明け】に雲海はあったのか?

 

ユウ
今回はみなかみのサブスク宿に泊まり、10年ぶりに谷川岳に登って、中腹の避難小屋に泊まってきました。

なかなか晴れない谷川ということですが、今回の天気はどうだったのでしょうか?

 

 

◎ダイジェスト動画(30秒)

 

谷川にした理由

1 2時間半ほどで楽に登れそうだったから

2 10年ぶりで懐かしかった

3 宿から近いし快晴だった

 

ホテルから出発

 

今回は谷川ということで、そこまで20分足らずで行けるみなかみのサブスク宿に泊まりましたが、こちらはADDressの中でもベスト3に入るというくらい広くて快適なホテルです。
ユウ

 

ツインでソファはあるわ温泉はあるわ、その上山に囲まれた田園の中にあり、窓からは谷川が望め、落ち着いた観光施設もありと環境抜群のところです。

 

ただ、当然人気のためなかなか予約が取れず、今回やっと5日間だけ取れて谷川に登る機会が出来たのでした。

 

 

ロープウェイで登山口へ

 

ユウ
荷物を忘れて、一度ホテルまで引き返すというアクシデントもありましたが、往復で40分ほどしかかからいので、再度問題なくロープウェイ乗り場まで着きました。

 

今回初めて分かったのは、谷川岳ロープウェイは通年運行しているということで、これだと雪山を見るために来ることもできるということで、これは冬にもぜひ訪れたいところです。

 

さてゴンドラは3分おきに運行していたのですが、さすがに昼過ぎから乗る人は少なく、おかげで僕の乗るゴンドラは一人で乗ることができ、ゴンドラの中のどの位置からも景色を狙え、いいアングルで撮れるのでした。

 

下を見てみるとゴンドラ駅に向かって白い筋があり、よく見ると登山道で、体力のある若い人などはゴンドラなどに乗らずにここを歩いていくのですね。

 

駅について見ると10年の月日で、以前の記憶は忘却の彼方にあり、まるで初めて見る景色のように新鮮に感じました ← 単に忘れっぽいだけ

 

もちろんそこからは谷川の頂も垣間見え、「展望の頂」となっている通り、ロープウェイでここまで来るだけでもいいような絶景が広がっていました。

 

 

熊穴沢避難小屋に泊まる理由

 

実は、泊りは頂上近くの肩の小屋の予定でしたが、当日の朝に予約の電話をしたところ、余裕はあるというのに断られてしまいました・・
ユウ

 

管理人が言うには、当日の予約は受けてないということで、その上、当日予約をされると他の客に迷惑がかかると言い、まるで当日予約は非常識だと言わんばかりなのです。

 

僕の場合、ギリギリまで天候を見て登るというパターンなので、当日の天気を見極めてからの予約だったのですが、それが非常識だと言うのです。

 

ところが、誰に聞いても当日予約はダメだなどは知らないと言うのですから、管理人のほうが非常識だと言わざるを得ません ← これだから山小屋の管理人は

 

そんなわけで、泊まれるテン場や小屋がないか調べたところ、登山口から40分というところに「熊穴沢避難小屋」というのがあるとわかりました。

 

そこから頂上までは1時間半くらいですが、小屋に荷物を置いて空身で登ればなんとかなるとして、避難小屋泊に変更しましたが、結果的に小屋では一人静かに過ごせ、お金もかからないのでこちらが正解となりました。

 

小屋までは展望が良く、谷川の他、別の山々もきれいに見渡せ、気持ちよく登れました。

 

また、いつもの熊に注意の看板があったのですが、こちらはいつものただ注意というだけではなく、「近づかない、写真を撮らない」などと具体的な注意が書いてあり、やはり注意書きはこのように分かりやすくする必要があると感心しました。

 

 

初めての熊穴沢避難小屋では

 

ユウ
小屋に着いてみると下山中の客が大勢いて落ち着かない感じでしたが、小屋の中は数人だけで静かで、その数人もすぐ出ていってしまい、後は私だけなのでとりあえずはランチを作ることにしました。

 

メニューはいつもの野菜メインの焼きそばで、作っていたところお姉さん二人が小屋に入ってきたので、会話が弾みなかなか食べることができないということに・・

 

まあ、お姉さん達がしょうがなく話に付き合ったということですが。

 

そして最後には「熊撃退スプレー」まで取り出して、自慢することになり、お姉さん達にはさぞ迷惑だったでしょう・・

 

それからひと眠りしたらもう夜食の時間になってしまい、初めて煮物にチャレンジして、ネットで見た煮汁の作り方通りに、水5:みりん1:酒1:醤油1の割合で煮てみましたが、煮る時間が少なかったせいか固めでイマイチの出来でした・・

 

それを白ワインでなんとか喉に流し込んで、避難小屋の夜は更けていきました。

 

 

 

サンライズショーがきた

 

日の出は6時近くでしたので、4時に出れば楽勝だとして出発したのですが、星の瞬きだけでまだ暗く、そして小屋からの登りはけっこうな急登のため、フーフー言いながら登っていきました ー もちろん他には誰もおらず
ユウ

 

肩の小屋を過ぎて頂上のひとつであるトマノ耳に着いたところ、そこには小屋泊りのオジサン達が数人いたので、日の出まで談笑することになりました。

 

さて、日の出のサンライズショーが始まったのですが、ご覧の通り雲一つなく、風も無しというこれ以上ないもので、10年待ったかいがあったというものです。

 

日が出ると山々はモルゲンロートに赤く染まり、日に照らされた雲海もさらにその輝きを増していき、朝に登った者にしか見ることができない奇跡の光景を繰り広げるのでした。

 

ところがオジサン達は日が昇るとすぐに降りていってしまうのです・・

 

ご覧のように日の出の後にも素晴らしい光景が続くというのに。

 

僕の場合は通常30分ほどはいますし特に槍ヶ岳の時などは滝雲が現れたため、1時間は頂上から降りれなかったです(笑)

 

よく見ると隣の頂であるオキノ耳にも数人がおり、こちらの人は僕同様30分くらいはいました。

 

 

下山する

 

ユウ
サンライズショーを堪能したので下山ですが、すぐ下の肩の小屋を見たところ、こちらは面影がありました。

 

思えば10年前は台風一過で来て、そのため快晴になっていて、今回同様、山並みの遥か先まで見通せたのでした。

 

そして、登ってくる時は暗くてよく分からなかった頂上付近が、朝日に照らされて素晴らしい光景を映し出していました。

 

さらに下っていくと、展望所になっている大きな岩の中には、「天神ザンゲ」や「天狗の留まり場」などユニークな名前のものがあり、さすがにそこからの眺めは素晴らしく、昔の人はいい場所に面白い名前を付けたものだと感心しました。

 

もっと下っていくと景観のないただの崖みたいなところに出て、そういえば朝登ってきたところでしたが、やはり急で、登りより下るほうが大変でした・・

 

でもホント、ご覧のように写真には他の登山客が全く写っていないように、この時間に下る人は皆無で、おかげでイイ感じに撮る事が出来、やはり山は泊りに限りますね。

 

 

小屋でコーヒーブレイク後下る

 

小屋まで戻るととりあえずはコーヒーを飲みましたが、その時には登りの客もちらほら来ていて、これから登る人とは違い、僕の場合はすでに最高のショーを見てきていて、後は余裕で下るだけですので、やはりこの余裕がイイですし、自慢話にも花が咲くというものです(笑)
ユウ

 

コーヒーも終わり、後はロープウェイ駅まで20分足らずを下るだけでしたが、この日は土曜ということもあり、次々と登山客が登ってきてほとんど行列状態になっていました・・

 

ところが下っているのは僕だけで、次々と登ってくる登山客に余裕で挨拶をするという、優越感に浸るのでした ← それほどのもんか

 

そしてロープウェイですが、下から登ってくるロープウェイを見るとみんな満席状態でした。

 

僕はと言えば、下るのは僕だけなのでゴンドラの中は一人だけということになり、おかげでゴンドラの中のどの位置からでも自由に景色を撮ることでき、最後まで余裕の登山を終わらせることができたのでした。

 

ふと下を見てみると谷に川が流れており、思わず谷に川があるから谷川岳なのかと思いましたが、通常どこの山にも谷川があるわけですので、そんな訳でもないかとも

 

 

 

ユウ
今回は、天気に恵まれ素晴らしい山旅になり大満足でした。

次は憧れの雲の平のつもりでしたが、もう雪が降り始めたようなので、またロープウェイで楽に行ける西穂山荘にしましので、乞うご期待ください。

 

 

◎大洗のアクアワールドで日本一のサメとマンボウを見たのはこちら

 

     

    • この記事を書いた人
    • 最新記事
    ユウ

    ユウ

    年金生活のおじさんですが、アウトドア好きで、キャンプや山登りにはまっています。最近は、YouTubeやブログにもチャレンジしています。歳のせいで覚えが悪いですが、時間はありますので続けていきます。

    -山登り

    © 2023 CAMP @ Mt. Blog Powered by AFFINGER5