
さて、海の雲海とはなんなのでしょうか?
◎ダイジェスト動画(30秒)
またしゃくなげ荘にした理由
1 五葉山でツツジが満開だったから
2 また釜石のホテルに滞在していた
3 薪ストーブがあるか確認したかった
釜石のホテルへ

駅構内には野生の鹿が入り込んでいたりするのですが、今回は入っていないようで、ちょっと残念な気がしました。
きれいに晴れ渡っていましたので、これからのしゃくなげ荘泊りにも期待が持てました。
ツツジ満開の中を登る

登山口には例のごとく鳥居がデーンと構えており、頂上までいくつもの鳥居をくぐって行きます。
私が登り始めたのは昼頃でしたので、下り客が次々と下りてきており、いつも挨拶がてら頂上の様子や天気などを聞いていたのですが、一様にツツジがきれいだというのです。
花は咲いていると思ってはいたのですが、どんな花が咲いているのかまでは調べておかなかったので、なるほど、今はツツジの季節なのだと納得するのでした。
ツツジと鳥居

登山客の中にはしゃくなげが咲いているのではと期待して来た人もいましたが、しゃくなげは7月に入ってからのようで、まだ先になるのですが、やはりしゃくなげを見に来たいと思うのでした。
オモシロ岩支え

岩に小枝を掛けておくというのはどんな意味があるのかと考えたのですが、ちょっと信じられないのですが、斜めになって今にも倒れそうになっている岩を支えるために、誰かが面白半分で小枝を立て掛けたのが、その様子を見た他の登山客も真似て小枝を添え始めたのではないでしょうか?
実に面白い事をするわけで、おかげでこちらも話のタネができてナイスなのでした。
石楠花(しゃくなげ)荘は待っていた

当然今回も貸し切りで勝手気ままに振る舞えるわけですが、まず驚いたのは小屋の象徴とも言える薪ストーブが片付けられて無くなっていたことです!
実はネット友達から、しゃくなげ荘で薪ストーブができなかったと聞いたことがあったのですが、薪もあるのにどうしてストーブができないのか不思議だったのですが、このようにストーブが片付けられてしまっていては、確かにできないとやっと理解することになりました・・
でもそれ以外は、ピカピカの小屋と窓からの素晴らしい景観、そして海を眺めながらランチをするのに最適なテーブルとベンチがある公園等はそのままなのであり、文句無しのお山である五葉山にまた惚れ直すのでした。
泊りの準備

とにかく明るく雰囲気が良く、そして何時間でも持つという至れり尽くせりのギヤであり、山登りの必需品なのです。
それからマットと寝袋をセットして、そしてこれも必需品であるヘリノックスのイスを組み立てましたが、最近はお気に入りヘリノックスのイスに2種が加わっており、違った雰囲気を楽しめるようになりました。
ランチに突入

それでも、山頂からの素晴らしい景色を独り占めしながらのランチは格別であり、山登り冥利に尽きますね。
そうそう、氷もしっかり持参したので、ガンガンに冷えたチューハイを喉に流し込むという快感も十分味わうことができました。
夕飯はまた

ランタンのおかげで明るく雰囲気のいい中で、サッと焼いてそれをチューハイで流し込み、静かなしゃくなげ荘での夜をいつまでも楽しみました。
サンライズよりスゴい【海の雲海】

さらに明るくなってきて頂上からは海はもちろん、遠くの百名山である早池峰山まできれいに見渡せ、悪くないクライマックスだなと思っていたところ、海をよく見てみると、なんと!海が雲海で覆われているのです!
確かに五葉山は2時間ほどで登れる山ですが、1,300mほどの高さがあるので雲海が見えても不思議はないのですが、その雲海が下界すべてではなく、海だけを覆っているというのは見たことも聞いたこともない光景なのです!
まあ、実のところ山頂ではあまり海の雲海という意識はなかったのですが、帰りに三陸道を走って海を眺めたところ、海が雲海で覆われているのが間近に見ることができ、そうすると山頂から見たのは海の雲海という、超自然現象だったというのが分かったのです。
山頂には最後の鳥居が静かに佇んでおり、その中には石造りの社が設えてあり、遥かなる歴史に思いを馳せるのでした。
小屋に戻ると小屋裏からも遥かに雲海が見渡せ、この超自然現象の見納めを惜むのでした。
最後は小屋でコーヒーを淹れ、マンダムな気分に浸り(古過ぎる)、こんどはしゃくなげの季節に来ることを誓うのでした。

これだから山はやめられないのですよね。
◎新潟 柏崎で海サウナを初体験した動画はこちら!