
そしてこちらは、ナント、車で行けるので、真冬でも楽に泊まれるという貴重な小屋ですが、どうだったのでしょうか?
◎ダイジェスト動画(30秒)
遠島山荘にした理由
1 やはり車で行けること
2 薪ストーブが使える
3 初めてなので様子見
小屋はご機嫌キャンプ地にあった

行く途中には空家の多い寂れたような、俗に言う限界集落をいくつか過ぎましたが、こういった空家を見るのが好きな僕にとっては、飽きない眺めが続くのでした。
小屋の一番近くの集落には野外活動センターがあり、そこからは林道を上って行くのですが、さすがに、こんな道で小屋まで行けるのかというそれなりの林道でした・・
大丈夫着けるのかとビクビクしながら上っていくと、開けた空き地に着き、奥のほうに小屋あったのでホッとしました。
けっこう広い空き地で、夏場に来てキャンプするのもグッドなところに思いましたが、泊まれるのはせいぜい1日が限度な感じで、なぜなら、電波が届いておらず、それがなければ100点満点の山小屋でしょう。
薪ストーブ2台他

キッチンを見てみると、ナント、水道がきているようでしたが、冬場は閉栓してるようで、あとはカセットボンベがあり、これで煮炊きをしてるみたい。
見ると部屋の隅に収納ボックスがあり、中には調味料や食器まで揃っていて、ここまで用意がいい山小屋は初めてで、地元の人達がかなり利用していることの証と言えますね。
セットアップと火入れ

そしてお次はランチですが、今回は焼うどんで、それを車で来れたおかげでポータブル電源が使え、IHヒーターで調理という現代的なやり方でできたのでした ← それほどのもんか
ランチ後はいつものように夕食に備え?、やっと熾したストーブで暖まり、その時がくるまでまったりするのでした。
そして見ると、ストーブ脇の壁にはクリスマスムードいっぱいのポスターや飾りが掛けてあり、地元の人達の思い入れが伝わるようでした。
夕食タイムがきた

さて、それからフライパンに入れたのは市販のルーであり、カリーかと思いきやビーフシチューのルーで、当然それにはビーフが入ってなければならないのですが、肉を食べたくない僕が肉の代わりに入れたのは、魚肉ソーセージというまがい物なのでした・・
しかし、まがい物はいいとして出来上がったのは、ゴチャゴチャと野菜が入った正体不明のもので、とてもビーフシチューには見えない代物でしたが、もうどうしようもないので、大びんの赤ワインで流し込んでやりました (笑)
ワインでなんとか流し込んだ後も、ナッツやスルメで酒宴が続き、大びんが減っていきましたが、翌朝のことを考えると怖くまりました、フー・・
朝は積雪

朝起きてみると、昨日のサラ雪の上にさらに5センチほどの雪が積もっており、やはり雪景色は風情があっていいですね。
そして朝からご自由に薪を燃やして暖まり、仕上げのコーヒータイムとしましたが、いつもと違い、ガス缶用のクッカーはIHに対応していないため、しょうがなくフライパンで湯を沸かして淹れることにしましたが、まあ、なんで沸かしても味は変わらず、優雅なコーヒータイムを満喫するのでした。
おんこの木

それはガーデニング店のような広い敷地に、植木を動物や灯篭などに形作ったもので、その量といい造形といい、ただの遊びとは思えないもので、こんな田舎にこれだけのものがあるとは驚きでした。
ネットで調べたところ、地元の方が趣味で30年前からやっていて、「ナニコレ珍百景」にも放映されたことがあるそうで、1体創るのに10~15年もかかるということでしたが、とても素人が趣味でやるようには見えず、本職の植木屋さんが創っていると言ってもいい出来で、正にアートなのでした。
気になって立ち寄ったおかげで面白いものが見れましたが、そのアートをご覧ください。
ちなみに、「おんこ」とは「いちい」の木のことで、その地方での呼び名ということでしたが、僕にはどちらも初耳なのでした・・

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