
ダイジェスト動画(30秒)
雲の平を目標した理由
- 北アルプスの一番奥で、まだ行けてないから
- 雲の平を囲む百名山に日帰りで行ける
- 高天原(たかまがはら)温泉という秘湯がある
- テント泊で何日でもいれる

前夜にキャンプ

1回目はしばらくぶりだったので駐車場もわからずで、駐車場を探すのに疲れてしまったので、2回目は無料駐車場にテントで前夜泊しました。
平日だというのに前夜の駐車場はほぼいっぱいでしたが、なんとか車を停め、その脇にテントを張ってキャンプしました。
夜中には大きなキャンピングカーで来た人もいましたが、キャンピングカーはその人の他にはなく、私も早くキャンピングトレーラーで来たいところです。
新穂高温泉から出発
朝起きてみるとカラリと晴れ渡り、絶好の登山日和になっていて、また、キャンプしたおかげで登山口近くからの出発なので、余裕を持って登ることになりました。

登山道の脇には川がゴウゴウと勢いよく流れており、その川音を聞きながら意気揚々と歩いていきました。
笠ヶ岳分岐

1時間近く歩いたところで笠ヶ岳との分岐点に着きましたが、見てみるとチャリが3台置いてあり、ここまでチャリ来た人がいるのだとわかりましたが、マウンテンはいいとしてママチャリで来た人もいるとは・・
笠ヶ岳は私も一度だけ登りましたが、デカい岩がゴロゴロといっぱいでやたら険しいのに、頂上近くでやっと展望が開けるという、登って面白い山ではないので、二度と登ることはないだろうという山でした。
わさび平小屋

その時はなぜ利用したか思い出せないのですが、登山口から1時間ほどのところにあるので、あまり需要はないように思います。
小屋前には飲み物が冷やしてあるのですが、なぜかトマトや胡瓜も冷やしてありましたね。
キツイ登りが続く

しかし今回の登りで思ったのは、女性の登山客が多くて半数近くになっているということで、その上若者からオバサンまでソロも多くて、6~7年前来た時には考えられない光景でした。
そしてその中には、80歳はいっているであろうご婦人もソロで登っていて、鏡平小屋に泊まると言ってましたので、なんと元気な老婦人だとビックリでした!
私も80歳でもこうありたいものだと思いました。
ついに鏡平に到着
同行のおじいちゃんも途中で具合が悪くなったりしたのですが、2人で助け合ってなんとか鏡平に到着することができましたが、着いてみるとそこは素晴らしい紅葉が広がっており、ここまでの疲れも吹き飛びました!

鏡池の絶景

また池では面白いオジサンたちがいて、この位置から撮るのが一番だなどと登山客らに話していて、私もそれに従ってそこから見てみると、やっぱりイイかもと思いました。
あとは、鏡池まで来れたのでここで撤退するか、それとも雲の平まで行くのかですが、私としては撤退が賢明だと思ったのですが、同行のおじいちゃんは行くと強気なのです。
一度具合も悪くなっているので、撤退したほうが無難だと思ったのですが・・
鏡平山荘で憩う

その他には、水も小屋で買おうと思い値段を見たところ500ccで200円となっていて、さすがにこの値段では最低限の量しか買う気にはなりませんでした・・
ビールにおいても350CCが、下で買えば100円なのがここでは600円と6倍もするので、これも最低限しか飲めないということですね。
撤退を決断して下山する

おじいちゃんはもう見えなくなっていましたが、無理をするなあという思いだけでした・・
ということで、あとは登ってきた道をまた周りの山々を眺めながら下りましたが、槍はもう雲に隠れていました。
撤退を決断したのはいいですが、鏡平山荘から下はテント場を借りれる小屋もないので、登山口まで一気に下るしかないのですが、行に時間がかかり過ぎていてすでに10時間以上も歩いていたので、仕方なく登山道でテントを張れる場所を見つけてそこでビバークしました・・
