
雲海と剱岳(40秒)
黒部ダムから出発
出発は黒部ダムで、ここからロープウェイやケーブルカー、バスを乗り継いで登山口のある室堂に向かいます。
乗り継いでいくのも面倒なのですが、さらに面倒なのは、乗り継ぐ時にけっこう待たされるということです。
普通に考えれば待ち時間は10分程度のはずですが、この時はそれぞれ1時間近く待たされました・・
そしてその待たされる停留所には必ず売店があり、時間があるため売店を覗いてしまうことになり、結局お土産を買わされることになるのです。← これが狙いなのかい
室堂から立山を見ながら登る
やっとの思いで?室堂に着いたら、驚いたことにそこには雲海が広がっており、つまり乗り継いでくるだけで、雲海が見える高さまでくるわけです。
今回は通過するだけだったのですが、次回はテントを持ってきて、立山をじっくり登りたいと思います。
室堂や立山は初めてでしたが、以前知り合いからは素晴らしいところだと聞いていましたが、実際に来てみると聞いていた通りの素晴らしさでした!
また立山は、冬も雪上ツアーなどがあるということなので、私も体力のあるうちにぜひ参加したいと思っています。
見ると珍しいライチョウもいて、日本では3,000匹ほどしか生息していないようですが、まだカモシカのような天然記念物には指定されてはいないようです。
他には大きなザックを背負ったグループもいましたが、歩き方があまりに遅く、一歩一歩踏みしめるように歩いていたので聞いてみると、山岳部でザックの重さは40キロとのことでした。
さすがに40キロのザックではノロノロとしか進めませんね・・
そして私はまた立山の絶景を堪能しながら登っていきました。
剣山荘に向かう
そうこうするうちにやっと剱岳が見えるところまで来ましたが、まだまだ残雪があり歩くのに一苦労です・・
でも今夜の宿の剣山荘に着けば、そこには山小屋には珍しくシャワーが使えるので、それを楽しみにドンドン進みました。
でも、そんなところにシャワーの使える小屋を作るなんて、スゴイですね。
剣山荘に泊まる
やっとのことで剣山荘に着き、あとは翌朝の頂上でのご来光拝みに備えるだけです。
ですがこの日の泊りではちょっとトラブル?があり、それは隣に寝ていた人のイビキがスゴくてとても寝られず、頭にきたので寝ている彼に枕を投げつけてしまったのです!
すると投げつけた直後にはイビキは収まるのですが、しばらくするとまた始まるので、また投げつけたりと何度かしたのですが、結局諦めて寝てしまいました。
まあ、小屋泊りで他の人のイビキに悩まされなかったことは少ないのですが・・
剱にアタックする
さていよいよ劔にアタックですが、登山最難関の山とありますので、どれだけ大変かと思ったのですが、意に反して特に危ないところはなく順調に登っていけました。
頂上近くになると、カニのタテバイやヨコバイなどといった、垂直のクサリ場などもありますが問題はありませんでした。
問題といえば、最初は頂が見えないので登頂が予測できなかったことくらいです。
どういうことかというと、やっと頂上に着いたと思ったらそこは頂ではなく前劔というところで,なんだまだ着かないのかとガッカリでしたことくらいでしょうか・・
頂上で悦に入る
カニバイを登ってついにサミットに着きましたが、からりと晴れ渡っていて素晴らしい眺めです!
これで日本一険しい山を登頂できたのだと、喜びもひとしおです。
下山はまた残雪の中を下りますが、登りより疲れる下りの上に、雪に足をとられてかなり疲れてしまいヘトヘトになったので、あとは室堂で休む余裕もなく、速攻で黒部まで戻ってしまいました・・
次回はもっと余裕を持って行きますよ。
